元、白萩東部小学校南の早月川提防上にある水神様でご神体は一個の石であります。
折戸の与平(高橋祖)が白萩村極楽寺(現上市町極楽寺)北方の甘酒川原を歩いていると
「与平、与平」と呼ぶ声が出ていました。声のする方を見ると、そこには百貫目(375㎏)
ほどもある大きな石があって、確かにそこから声が出ていました。「早月川を守りたい
ので背負って行ってくれ」との神のお告げがあり現在地まで運んで来ました。
与平は村の皆と話し会って、祠を作り、その神様を祀ったところ、それ以来洪水も少なく
なって村は大変助かりました。折戸村ではこれれを「与平のお宮」と名付け、早月川、
折戸田んぼの守護神(土地や人を守る神)として毎年5月7日に祭礼が行われています。